2025年に開催される大阪・関西万博は、世界中の文化や最新技術に触れられるまたとない機会です。未来への期待に胸を膨らませて会場を巡った後、その感動や興奮を形として持ち帰りたいと思うのは自然なことでしょう。せっかく訪れるなら、記念になるお土産選びで失敗や後悔はしたくないもの。特に、ここでしか手に入らない万博の会場限定品は絶対にチェックしたいですよね。
しかし、広大な会場と膨大な商品の前に、多くの人が「人気の公式グッズは一体どこで売っているの?」「SNS映えする限定ミッフィーは、もう売り切れじゃない?」といった具体的な疑問や、買い逃しへの不安を抱えています。
この記事では、そんなあなたのために、買うべきおすすめのアイテムから、職場や友人に喜ばれるばらまき用に最適なもの、そして知る人ぞ知る穴場と言えるユニークなお土産まで、会場限定品に関する情報を網羅的に解説します。これを読めば、あなたの探しているお土産がきっと見つかり、万博の思い出を最高の一品と共に持ち帰ることができるはずです。
- 会場でしか買えない人気グッズの具体的な種類
- オフィシャルストアごとの特徴と狙い目の限定品
- 海外パビリオンで手に入る日本未発売の珍しいお土産
- 人気商品の売り切れを避けて効率よく購入するためのコツ
万博お土産の会場限定品はストアで探そう
- まずチェックしたいオフィシャルストア
- ミャクミャクの公式グッズはマストバイ
- たまごっちなど人気キャラコラボも豊富
- お土産の定番クッキーも限定デザインで
- フランス館の香り高いJanatの紅茶
まずチェックしたいオフィシャルストア
万博会場でお土産を探すなら、全ての基本となるのが公式のオフィシャルストアです。なぜなら、万博の公式ライセンス商品が一堂に会し、会場でしか手に入らない限定グッズや、多種多様な企業とのコラボ商品が最も豊富に揃っているからです。いわば、万博お土産選びのスタート地点であり、ここを訪れずしてお土産探しは始まりません。
会場内には東西のゲート付近に合計4つの大規模なオフィシャルストアがあり、それぞれが全く異なるコンセプトと品揃えで来場者を迎えてくれます。単なる売店ではなく、店舗そのものが一つのエンターテインメント空間となっている点も大きな魅力です。
具体的には、東ゲート側には「MARUZEN JUNKUDO」と「大丸松坂屋百貨店」、西ゲート側には「KINTETSU」と「JR西日本グループ」が出店しています。各店舗の個性と特徴を事前に把握しておくことで、膨大な商品の中から効率的にお目当ての品を見つけ出すことが可能になります。
店舗名 | 場所 | コンセプト | 注目の限定品・コラボ | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
MARUZEN JUNKUDO | 東ゲート | 好きに出逢える万博SUPER STORE | たまごっち、ドラゴンボール、うる星やつら、文房具、書籍 | アニメ・漫画ファン、知的好奇心旺盛な方 |
大丸松坂屋百貨店 | 東ゲート | 元禄時代の大店/EXPO2025 Ver. | ジェラートピケ、海洋堂フィギュア、箔一の工芸品、銘菓 | 質の高いギフトを探している方、伝統と革新の融合を楽しみたい方 |
KINTETSU | 西ゲート | ミャクミャク百“価”店 | 中川政七商店、サンリオ、ミャクミャクなりきりグッズ | ファミリー層、日本のカワイイ文化が好きな方 |
JR西日本グループ | 西ゲート | “みやげ話”になる『みやげ店舗』 | 万博記念ICOCA、ベアブリック、鉄道関連グッズ、全国の銘菓 | 鉄道ファン、ユニークな体験をしたい方 |
ただし、注意点として、これらオフィシャルストアは特に週末や閉場間際に大変な混雑を見せることが予想されます。レジに長蛇の列ができることも珍しくありません。また、限定ミッフィーや人気コラボ商品など、特に注目度の高いアイテムは早い時間に売り切れてしまうこともあります。お目当てのグッズが明確に決まっている場合は、できるだけ午前中の早い時間帯に訪れるのが、賢明な判断と言えるでしょう。
ミャクミャクの公式グッズはマストバイ
大阪・関西万博の思い出を最も色濃く、そして象徴的に持ち帰りたいのであれば、公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズは絶対に外せません。その理由は、単に公式キャラクターというだけでなく、その独特なデザインと愛嬌で既に多くのファンを獲得しており、ぬいぐるみやキーホルダーといった定番アイテムから、驚くようなブランドとのコラボレーションまで、商品のバリエーションが驚くほど豊かだからです。
例えば、精巧な作りで知られるフィギュアメーカー「海洋堂」が手掛ける「ミャクミャク カプセルフィギュア」は、立ち姿から寝ころびポーズまで全8種類(ラッキーカラー2種含む)がラインナップされ、そのクオリティの高さから大人のコレクター心もくすぐります。一体500円という手軽さも魅力ですが、人気のため品切れになっていることも多いようです。
また、日本の伝統工芸との見事な融合を果たしたアイテムも必見です。奈良の老舗「中川政七商店」とコラボした有田焼や美濃焼の豆皿、かや織のふきんなどは、日本の丁寧なものづくりとミャクミャクのユニークな世界観が融合した、遊び心あふれる逸品です。他にも、デニムブランド「EDWIN」とタッグを組んだデニム生地のぬいぐるみや、人気キャラクター「リラックマ」がミャクミャクの寝袋に入ったぬいぐるみなど、ここでしか手に入らない特別なアイテムが多数揃っています。
- コレクター気質な方:海洋堂のカプセルフィギュアや多彩なピンバッジなど、集める楽しみがあります。
- 伝統工芸や和小物が好きな方:中川政七商店とのコラボアイテムは、質の高さとデザイン性で満足できるでしょう。
- ファッション感度の高い方:「EDWIN」や「ジェラートピケ」とのコラボは、日常使いできるおしゃれなアイテムです。
これらの商品は、主に4つのオフィシャルストア各店で購入できます。しかし、コラボレーションによっては「KINTETSU限定」のように特定の店舗でしか扱っていない場合もあるため、絶対に入手したい商品がある場合は、事前に公式サイトなどで取り扱い店舗を確認しておくと良いでしょう。
たまごっちなど人気キャラコラボも豊富
万博のお土産の魅力は、公式キャラクターのミャクミャクだけにとどまりません。国内外で絶大な人気を誇るアニメやゲームのキャラクターとコラボレーションした限定グッズが数多く存在し、ファンにとってはまさにお宝探しの場となっています。これらのアイテムは、万博という世界的なイベントのために特別に企画されたものであり、その希少価値の高さが最大の魅力です。
中でも大きな注目を集めているのが、1990年代に社会現象を巻き起こした携帯型育成ゲーム「たまごっち」の万博限定デザインモデルです。ミャクミャクのデザインが施された特別な本体は、当時夢中になった世代には懐かしく、若い世代には新しい魅力として映ります。この世代を超えて愛されるアイテムは、東ゲートのオフィシャルストア「MARUZEN JUNKUDO」の目玉商品の一つです。

大阪関西万博お土産の会場限定品たまごっち
さらに、「MARUZEN JUNKUDO」では、世界的な人気を誇るアニメ「ドラゴンボール」とのコラボレーショングッズも展開しています。特に、作中の様々な名シーンを日本の伝統美術である屏風絵のようにデザインした両面プリントTシャツは、単なるキャラクターグッズの域を超えた芸術性の高い一品として話題です。他にも「うる星やつら」や「七つの大罪」といったクールジャパンを代表する作品とのコラボもあり、ファンならずとも一見の価値があります。
キャラクターコラボグッズは、その作品のファンの熱量も相まって、特に人気が集中しやすい傾向にあります。早期に品切れとなる可能性も十分に考えられるため、関心のある方は入場後、優先的に取り扱い店舗である「MARUZEN JUNKUDO」や、サンリオコラボなどを扱う「KINTETSU」をチェックすることをおすすめします。
お土産の定番クッキーも限定デザインで
職場やサークルの仲間、たくさんの友人に配るための「ばらまき土産」選びは、意外と頭を悩ませるものです。そんな時に最も頼りになり、かつ喜ばれるのが、限定デザインのクッキーです。その理由は、多くの商品が個包装になっていて衛生的に配りやすい上に、万博限定の特別なパッケージやプリントが施されており、一目で記念品とわかり、会話のきっかけにもなるからです。
その代表格と言えるのが、様々なポーズをとるミャクミャクがカラフルにプリントされた「ミャクミャクプリントクッキー」です。サクッとした軽い食感のバタークッキーで、見た目の楽しさからSNS映えも抜群。受け取った人が思わず笑顔になること間違いありません。また、鮮やかな黄色の缶が目を引く「EXPO2025 ミャクミャク サブレ」は、ミャクミャクの顔の形をしたサブレが10枚入っており、食べ終わった後も缶を小物入れとして使える実用性を兼ね備えています。
さらに、ワンランク上の贈り物を探している方には、有名ブランドとのコラボスイーツもおすすめです。京都の有名洋菓子店マールブランシュが手掛ける、濃厚な抹茶のラングドシャ「お濃茶ラングドシャ 茶の菓」も、ミャクミャクが描かれた万博限定パッケージで登場します。普段からその美味しさで人気の高い銘菓だからこそ、その限定デザインは特別な価値を持つでしょう。これらのお菓子は、各オフィシャルストアで広く取り扱われているため、比較的入手しやすいのも嬉しいポイントです。
フランス館の香り高いJanatの紅茶
おしゃれで実用的、かつ消えものであるギフトを探している方には、フランス館のブティックで購入できる老舗紅茶ブランド「Janat(ジャンナッツ)」の紅茶を強くおすすめします。万博のために特別にデザインされた限定パッケージの紅茶缶は、エッフェル塔や猫のイラストが描かれた洗練されたデザインで、大切な人への贈り物や自分へのご褒美にぴったりです。
フレーバーは、定番で香り高い「アールグレイ」、甘酸っぱいいちごの香りが広がる「ジュテーム」、そして焼きりんごの香ばしさが楽しめる「ポムダムール」の3種類が用意されており、贈る相手のイメージや好みに合わせて選ぶことができます。Janatは1872年にフランスで創業した歴史あるブランドであり、その品質の高さは世界中で認められています。万博という特別な場所で、歴史ある本物の味に出会えるのも大きな魅力です。
さらに特筆すべきは、商品を購入した際に提供される限定のショッパーです。この紙袋は、万博のロゴ、Janatのロゴ、そして同じくフランス館に出店している人気ベーカリー「メゾンカイザー」のロゴが入った、豪華なトリプルコラボデザインとなっています。このショッパー自体もおしゃれで価値が高く、お土産を受け取った際の喜びを一層引き立ててくれる、嬉しいサプライズと言えるでしょう。
海外パビリオンで見つける万博お土産会場限定品
- 海外パビリオンならではの逸品たち
- オランダ館限定のかわいいミッフィー
- ベルギー館で手に入れたい本格チョコレート
- コーヒー好き必見のブルンジ産コーヒー豆
海外パビリオンならではの逸品たち
万博の大きな醍醐味の一つは、日本にいながらにして世界旅行気分を味わえる海外パビリオン巡りです。そして、いくつかのパビリオンには物販コーナーが併設されており、日本ではなかなか手に入らない、その国ならではのユニークで本格的なお土産を見つけることができます。オフィシャルストアの公式グッズとは一味違った、珍しい逸品を探す宝探しの楽しみがここにはあります。
例えば、サウジアラビア館では、現地でも最高級とされる王室御用達のデーツブランド「Bateel(バティール)」の商品が購入できます。栄養価が高いとされるデーツの中でも、大粒でふかふかとした果肉の食感は格別で、まさに「王様のおやつ」。金色の豪華な箱に入っており、目上の方への特別な贈り物として最適です。
また、料理好きの方に大変喜ばれるのが、カンボジア館で販売されている「生胡椒の塩漬け」です。高級胡椒として名高い「カンポットペッパー」を塩漬けにしたもので、プチプチとした食感と爽やかな香りが肉料理やパスタ、サラダなど何にでも合います。TIME誌で「テーブルワインとボルドーワインほど違う」と絶賛されたこともある逸品で、日本の食卓を豊かにしてくれること間違いありません。
さらに、世界に一つだけの特別な記念品を求めるなら、チュニジア館がおすすめです。ここでは、金属製のブレスレットや小皿などを購入すると、その場で現地の職人さんが希望の文字を刻印してくれます。特に、エキゾチックな雰囲気のアラビア文字での名入れが人気で、旅の思い出を形として刻むことができます。
これらの商品は、その多くが日本国内では入手困難なものばかりです。万博を機に、まだ見ぬ国の文化が詰まったお土産を発掘してみてはいかがでしょうか。
オランダ館限定のかわいいミッフィー
数ある万博の会場限定お土産の中でも、人気・注目度ともにトップクラスと言えるのが、オランダ館で販売されている限定のミッフィーグッズです。世代や国を超えて愛されるオランダ生まれのキャラクター、ミッフィーが、この万博のために特別にデザインされており、その可愛らしさと圧倒的な希少性から、連日多くのファンが詰めかけます。
会場限定デザインのハイライトは、オランダの象徴であるチューリップ柄のワンピースを着たぬいぐるみや、万博のシンボル“オーブ”を手に持ったデザインのアイテムです。これらのデザインは、まさに「万博でしか会えないミッフィー」であり、ファンにとっては見逃せない存在となっています。
さらに、芸術的価値が極めて高い逸品として注目されているのが、オランダの老舗陶器ブランド「ロイヤルデルフト」が手掛けた陶器製のミッフィーです。オランダの伝統的なデルフトブルーで描かれた繊細な模様と、ミッフィーの柔らかなフォルムが融合したこの作品は、もはやお土産の域を超えたアートピースと言えるでしょう。
ただし、これらのミッフィーグッズは絶大な人気を誇るため、購入には入念な計画が不可欠です。開場後すぐに売り切れてしまうことも日常茶飯事で、午後には商品棚が空になっていることも珍しくありません。購入を希望する場合は、何よりも優先して、午前中の早い時間帯にオランダ館へ訪れることを強くおすすめします。また、パビリオンの混雑状況によっては、ショップの利用がパビリオン見学者に限定される場合もありますので、現地の案内にご注意ください。
ベルギー館で手に入れたい本格チョコレート
甘いものやスイーツを愛する方であれば、ベルギー館のショップは絶対に外せない聖地です。チョコレートの本場として世界に名を馳せるベルギーの、錚々たる高級ブランドの品々が一堂に会しており、まるでブリュッセルのグラン・プラスに迷い込んだかのような、甘美で贅沢な体験ができます。
ショップには、ベルギー王室御用達の称号を持つ「WITTAMER(ヴィタメール)」や、プラリネを発明したとされる老舗「Neuhaus(ノイハウス)」といった、世界的に有名なトップショコラティエのチョコレートがずらりと並びます。普段は高級百貨店などでしかお目にかかれない、宝石のようなショコラの詰め合わせを、万博の特別な思い出と共に購入できるのは、この上ない魅力です。
また、チョコレートだけでなく、日本でベルギーワッフルの文化を広めた「マネケン」が手掛ける、万博限定ワッフルも見逃せません。売られているのは、「ベルジャンバター」「ベルジャンチョコレート」「スペキュロス」という、ベルギーらしさを感じさせる3種類の限定フレーバー。通常店舗で販売されているものよりも生地が大きめで食べ応えがあり、その場で楽しむのはもちろん、お土産としても大変人気があります。こちらも売り切れることが多い人気商品のため、見つけたら迷わず手に入れるのが良いでしょう。
コーヒー好き必見のブルンジ産コーヒー豆

大阪関西万博お土産の会場限定品
日常から少し離れた、通好みで記憶に残る特別なお土産を探しているなら、各国のパビリオンで販売されているコーヒー豆はいかがでしょうか。特にブルンジ館やドイツ館では、それぞれの国のコーヒー文化を深く体感できる、本格的で高品質なコーヒー豆を手に入れることができます。
アフリカの内陸に位置するブルンジは、国民の半数以上がコーヒー産業に関わっていると言われる、世界有数の高品質なコーヒー豆の産地です。ブルンジパビリオンでは、完熟した実だけを一粒一粒丁寧に手摘みして作られた、特別な「ブルンジ・スペシャルティコーヒー」の豆を購入することができます。自宅で丁寧にハンドドリップすれば、ブルンジの豊かな大地が育んだ、フルーティーな酸味とクリーンな後味を再現することが可能です。また、パビリオン内では、ブルンジ産のハチミツをかけた「カヌレパフェ」も人気で、購入したコーヒーと共に現地の味を楽しむのも一興です。
一方、ドイツ館のお土産ショップ「Omiyage! Germany」でも、歴史あるドイツブランドのコーヒー豆や、万博のために特別にブレンドされた紅茶などが販売されています。かつて南米からヨーロッパへ運ばれたコーヒー豆の集積地であったという歴史的背景を持つドイツ。そんな国の文化や風土が育んだコーヒーの味わいを、旅の思い出とともに持ち帰るのも、万博ならではの知的で素敵な体験と言えるでしょう。
万博お土産の会場限定品を効率よく回るには
この記事で解説してきたポイントを参考に、広大な万博会場でのお土産選びを成功させるための要点を、以下に15項目でまとめます。このチェックリストを頭に入れて、計画的に会場を巡りましょう。
- 会場限定品はオフィシャルストアと海外パビリオンが主な購入場所
- 人気商品は午前中の早い時間に売り切れる可能性が高い
- 東西ゲートに合計4つあるオフィシャルストアはそれぞれ品揃えが異なる
- 事前に各ストアのコンセプトや限定コラボ商品を把握しておく
- 来場の記念には公式キャラクター「ミャクミャク」のグッズが欠かせない
- たまごっちやドラゴンボールなど希少なキャラクターコラボも要チェック
- 職場や友人へ配るなら個包装の限定デザインクッキーが最適
- オランダ館の限定ミッフィーグッズは屈指の人気を誇るため最優先で
- ベルギー館ではヴィタメールなどの高級チョコレートや限定ワッフルが狙い目
- フランス館では老舗ブランドJanatの限定パッケージ紅茶がおしゃれ
- ドイツ館やブルンジ館では本格的なコーヒー豆も手に入る
- サウジアラビア館の王室御用達「Bateel」のデーツは希少価値が高い
- カンボジア館の「生胡椒の塩漬け」は料理好きの方へのお土産におすすめ
- チュニジア館では名前を刻印できるアクセサリーが特別な記念になる
- 訪問前に欲しいものリストを作成し、回る順番を決めておくとスムーズ